新しいデータとしてのメタデータ

by Petteri Vainikka

メタデータとは?

メタデータとは、データの検索時などに利用される、データのためのデータです。例えば、探している本を検索する際、出版日や著者などの情報からも検索することができます。それは本の情報として、出版日や著者の情報がメタデータとして保存されているからなのです。

 
does your data speak human
 
 
そのため、メタデータは、現代においては企業の保有するデータ活用を自動化し、拡張するための鍵となっています。多くの産業向けアプリケーションが提供される中で、ET(Engineering Technology: 工学技術)やOT(Operational Technology: 運用技術)、IT(Information Technology: 情報技術)のデータに加え、画像を含むビジュアルデータも含め、データの世界を横断するより様々なコンテキスト(関連性)を認識することは、これまでになく重要になってきており、データそのものだけでなく、データを理解し運用する能力が価値を生み出すことにつながります。そこで、データを理解するためのデータについてのデータ、つまりデータ間の関連性を把握するためのメタデータが重要なのです
 
 
“Industry Apps Explosion: By 2023, over 500 million digital apps and services will be developed and deployed using cloud-native approaches, most of those targeted at industry specific digital transformation use cases.” 


AIをデータ管理の中核に組み込む

現状のデータ管理チームによるメタデータ管理はAIなどを活用することで改善の余地があります。
 
8% of data management teams’ time is spent addressing metadata management. 43% of data management teams struggle to identify data that delivers value.
 
拡張現実や機械学習の可能性はまだまだ伸びしろが残されており、市場での期待もなお加速しています。常に更新される豊富なメタデータを提供するために、AI技術で多様なデータの組み合わせを発見することは、現代のデータと分析の基礎として理解されつつあります。
 
デジタル化のリーダーは特に以下の点に注目しています:

  • 基幹業務のデータをビジネスユーザーに身近なものにするため、CIOからCDO(Chief Data Officer、最高データ責任者)または類似の職責を持つ人へのメタデータ管理の職責を移転
  • 機械学習を通じた自動化や、セマンティック検索機能や業界の専門家を活用した自動的なデータの付記を通じたメタデータの範囲の拡大
  • 複数領域に渡るメタデータの取得、活用、可視化の新しい手法についての共通認識の形成

PUT AI AT THE CORE OF NEW DATA MANAGEMENT

 

古いMDMの終焉

メタデータとMDM(Master Data Management、マスターデータマネジメント)は新しいコンセプトではなく、むしろ古くからあるコンセプトです。これらのコンセプトについて、IT部門の外の人は、数年にわたる企業のITプロジェクト、大幅なコスト超過、たくさんのガバナンスやリスク、コンプライアンスに関する専門用語、そして何よりも、ユースケースとデータの利用者がまったく考慮されていないことを思い浮かべるでしょう。
 
従来のMDMは、新しいデータの利用者の時代にうまく適応できていません。この新しい時代は、企業の購買者によって牽引され、現在増え続けている業務に関連するシチズンデータエンジニア、シチズンデータサイエンティスト、シチズンディベロッパーによって促進されるからです。以下のGartner社の図(2020年)は、メタデータのペインポイントの概要を示しています。
 
 

人が理解しやすいデータか問いかける

経験豊富なプログラマやデータエンジニアではないシチズンデータサイエンティストやシチズンデータインテグレータ、ビジネスデータ分析者のニーズを満たしていますか。データを人が理解しやすいものにしたいという方はぜひCognite Data Fusionの専門家にご相談ください。
お問い合わせ

Cogniteについて

2016年にノルウェーで設立され、世界中の製造業や石油・ガス、電力などの重厚長大産業の本格的なデジタルトランスフォーメーションをサポートするグローバルな産業用SaaS企業。主要製品であるCognite Data Fusion (CDF)は、OT(Operational Technology)/ITデータの民主化とコンテキスト化を通じて、安全性、持続可能性、効率性を向上させ、収益を向上させるDataOpsプラットフォームです。サウジアラムコをはじめとする産業を代表する日本国内外の様々なプラントにCDFを導入することでプラントのデータ統合とデジタルアプリ活用した効率的なプラント運営を実現します。