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会社概要

世界各地で天然ガス田を運営しているオーストリアの総合石油・ガス企業

www.omv.com

 

導入製品とソリューション

Cognite Data Fusion

Cognite Remote

製品についてお問い合わせ
概要

Cognite RemoteがOMVの遠隔での設備資産保全業務を支援

OMVはCognite Data FusionCognite Remote を含むCogniteが提供するDataOpsプラットフォームを使用して、遠隔での産業資産保全管理ソリューションを導入しました。このソリューションにより、OMVは資産保全リスクが拡大する前にそのリスクを特定して削減することができ、より高いオペレーションエクセレンスとコスト効率の高い資産のライフサイクルを促進することが可能になります。

このソリューションを導入することで、プランニングにかかる時間を25%、運用コストを50%削減することができ、環境負荷の軽減にもつながりました。

Planning-time-reduce

プランニング時間25% 削減

Opex-reduction

運用コスト50%削減

Sustainability-contribution

環境負荷とHSE(健康・安全・環境)への悪影響の削減

課題

収益性を維持しつつ、より安全で持続可能なオペレーションを実現する

石油・ガス産業では、収益性を維持しつつ、より安全で持続可能な操業を行うために、資産の寿命と信頼性を延ばすことが主要な優先事項の一つとなっています。その一環として、多くのオペレータが設備資産の遠隔監視の実現を試みようとしています。

オーストリアの総合石油・ガス企業であるOMVは、新しい遠隔での設備資産保全業務の枠組みを開発しています。このプロジェクトの要件は、遠隔地での検査、協業、研修、認証、監査、プレコミッショニングを支援するために、データの収集、処理、可視化をより洗練された総合的なアプローチで行うことが必要であることを示しています。

この遠隔設備資産保全業務へのアプローチにより、以下の効果が期待できます。

  • 計画外のダウンタイム発生によるコストの削減 OMVは予測不可能な市場動向に対応するため、稼動時間を最大化し、ダウンタイムの発生によるコスト削減が必須となっています。
  • 資産の状態監視、検査、保守計画にかかるコストの削減 機器の状態、効率、性能の可視性を高めることにより、中央監視、スケジューリング、及び現場のメンテナンス担当者派遣を効率的に行うことができます。
  • 不必要なメンテナンス時間とコストの削減 資産の状態に関する情報が不十分な場合やアクセスできない場合は、費用のかかる手作業での検査が必要となり、またメンテナンスの頻度が高くなってしまいます。
  • 調達と事業計画の改善 ERP上のデータや保守計画の情報を統合して、ユーザーが簡単に情報にアクセスできるため、オペレータや調達担当者が修理や交換のためのスペアパーツ管理を最適化することができます。
  • HSSE(健康, 安全, セキュリティ,環境)規制への確実な対応 不必要な点検・整備のためのオフショア出張をなくすことで、安全面での危険性や移動に伴う温室効果ガスの排出量を低減できます。

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ソリューション

遠隔での設備資産保全業務への取り組み

OMVの物理的、デジタル的な資産とプロセスを実用的かる完全に網羅するために、Cogniteはエンジニアリングダイアグラム、CADモデル、360度画像、点群データ、写真測量モデルなどの視覚情報を含む様々に異なるシステムからのデータを統合し、関連付け(コンテキスト化)しました。これらの異なるデータを組み合わせて、ダイナミックな3Dモデルが作成されます。このモデルには、AIによる拡張技術によって、位置情報や足場の要件(長さや高さの情報)、検査チェックリストに関するデータ、個々のセンサーからの高頻度の時系列データ、すべてのマニュアルなど関連文書へのアクセスなどのデータが関連付けされています。

Cognite Remoteで表示可能なこのダイナミックで忠実な3Dデジタルツインは、企業全体の資産とプロセスに関する情報をどこでも利用可能にします。OMVの保守点検プランナとオペレータは、Cognite Remoteを使って協業することで、オフショアに行く必要なく、遠隔地で保守計画活動を実行することができます。

メンテナンススタッフやプロセスエンジニアは検査を行う際に、3D化された情報やファイルを含む、包括的な作業指示を受け取ります。タブレット端末やMicrosoft HoloLens 2などの複合現実デバイスを使用することで、現場のオペレータは物理的な資産や作業指示書の上に仮想要素を重ねて表示し、操作やトレーニングの必要性を確認することができます。

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効果

保守計画の策定時間やオペレーション費用及び環境負荷の削減

OMVは、Cognite RemoteとCognite Data Fusionをベースにした遠隔設備資産保全業務によって、デジタル技術の活用に適応力のある現場作業員に支えられた自律的な資産管理というビジョンの実現に向けて進んでいます。Cogniteのダイナミックな3Dデジタルツインは、検査ワークフローの作成、洗練されたモバイルおよび複合現実によるデータの確認、オープンAPIとSDKによる他のシステムへのデータ連携といった抜け目のない一貫性を備えており、OMVのビジョンを実現する鍵となっています。

OMVの設備資産保全業務はすべて遠隔で計画することができるようになり、OMVの専門家の仕事や協業の方法を変えています。

  • メンテナンスサービスに携わる作業員はオフショアへの出張回数を減らすことができ、旅費やメンテナンス費用を大幅に削減することができています。オフショアへの出張が必要な場合は、遠隔地でリアルタイムにオペレーションを行い、オンショアとオフショアのスタッフが協力して技術サポートを行うことで、リ ソースを最適に使用することが可能です。
  • モバイル端末がオフショアのオペレータがワークパックに含まれるデータにアクセスするのに役立つ一方、HoloLens2のような複合現実デバイスは、遠隔による技術支援や設備のベンダーのサポートをさらに向上させます。トラブルシューティングの必要性が生じたときに、すべての関係者を接続することを可能にします。これは、認証、プレコミッショニング、および監査において非常に大きな価値をもたらします。

デジタルツインは検査に関連するすべてのデータへのアクセスを可能にするため、異なるデータソースやアプリケーションにアクセスする必要はありません。コンテキスト化されたデータに即時にアクセスすることが可能となっています。

持続可能性は、重厚長大産業の運営方法を大きく変えつつあります。デジタル化とデジタルツインは、より効率的な資源利用を可能にし、重厚長大企業が環境負荷を軽減するために必要な情報とツールを提供します。

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