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会社概要

Arbaflameは、林業から排出されるバイオ廃棄物を持続可能な再生可能エネルギーとバイオケミカルに再利用しています。

www.arbaflame.no

 

導入製品とソリューション

Cognite Data Fusion™

お問い合わせ
概要

ArbaflameがCogniteとともにどのようにDXのスケーラブルなアプローチをとっているのか

Arbaflameは、再生可能エネルギーと生化学分野での成長を実現するという目的のために、Cognite Data Fusion™を含むCogniteの製造業向けDataOpsプラットフォームを、データ基盤として利用しています。

50%

データを理解するための時間を50%削減

KPI-visualization

主要なパラメータとKPIを可視化

Data-Utilization

従業員とサードパーティーがデータを利用可能に

課題

運用データを入手可能かつ利用可能に

Arbaflameは、持続可能な森林からのバイオ廃棄物を再生可能エネルギーと生化学製品にリサイクルしています。持続可能な林業を実践している製材所から出る廃材(おが屑)を原料としたArbacoreペレットを石炭の代わりに使うことで、Arbaflameは電力のバランスを取るための石炭発電所の利用を相殺しています。

製造過程から生じる副産物として、Arbaflameはバイオプラスチック、食品香料、ポリマ、ソルベント、魚の飼料などに使われる化学物質の開発も行っています。

Arbaflameは、そのビジネスモデルを検証するためにArbaOneと呼ばれる同社として初めての本格的な商業プラントを建設しました。ArbaOneはノルウェイのコングスビンゲル郊外に位置し、年間7万トンのArbacoreペレットを生産できます。また、ArbaOneでは商業用フルフラール、内部でエネルギーの生産に使われるアセトン、メタンガス、メタノールも生産されています。

Arbaflameの産業構造には20を超える異なる機器パッケージが存在し、そのすべてにプラントの運用状況を把握するのになくてはならない運用データが含まれます。サービスを拡大するために、Arbaflameはデータをアクセス可能にし、データの信頼性向上を支援する技術パートナーが必要でした。

運用データへのアクセスが改善されればArbaflameの助けに:

  • ArbaOneプラントの過去のデータやパフォーマンスにアクセスし、その情報を利用して生産を最適化し、より効率的なビジネスの立ち上げを可能に
  • ライブデータパイプラインとコンテキスト化されたデータモデルを作成し、データの可視化と分析のためのモデルを構成
  • 新しいデジタルソリューションを構築・拡張するための能力とツールを専門家に提供し、シチズンデータサイエンティストがインサイトを生み出せるようにデータを利用可能に

arbaoneweb

ソリューション

Cognite Data Fusion™によるデータ基盤

ArbaflameはCogniteとともに、ArbaOneプラントで生成されたデータを入手可能かつ利用可能で価値のあるものにしました。

ArbaflameとCogniteは8週間にわたって、ArbaOneプラントのAVEVA Plant SCADA、エンジニアリングダイアグラムとフローチャート、データシート、3Dモデルから得られる運用データを製造業向けDataOpsプラットフォームCognite Data Fusion™に取り込みました。

Cognite Data Fusion™によって、Arbaflameのすべての従業員がデータを入手できるようになり、信頼性の高いデータによって迅速に大規模なソリューションとアプリケーションを構築できるようになりました。

ユーザーは複雑な運用上の問題を解決するための、どこからでもアクセスできるダッシュボードを作成できます。このダッシュボードでは、エネルギー使用量や潜在的な品質の問題など、制御システムで捕捉されない逸脱が警告され、過去のデータを使ってユニットが最適なレベルで動作していない理由を特定し、根本的な原因を素早く発見できます。

他にも以下のようなメリットがあります:

  • ユーザー制限なく、アセット、時系列、センサー、アラームにアクセス
  • AIR、Charts、FusionなどのCogniteのアプリケーションや機能、Grafanaなどのサードパーティーアプリを使ったデータの分析、探索、可視化
  • アセットと時系列データに接続されたクリック可能なエンジニアリングダイアグラム
  • ダウンタイム時の自動リブートやヘルスモニタリングを含む継続的なデータ品質のモニタリング
効果

実用的なデータとインサイトをすべての人に

Cognite Data Fusion™は手作業でのデータのコンテキスト化、オフラインでのデータ発見、データの取り込み、ホスティング環境の開発、アプリケーションデータを利用する準備にかかる時間を削減します。

Cognite Data Fusion™の導入によりArbaflameでは以下が実現されました:

  • Grafanaダッシュボードへ主要なパラメータを可視化し、ArbaOneの制御室のオペレータが利用可能に
  • 製造プロセスを改善するために、一部データへのアクセスを特定の企業に提供
  • KPIの抽出と可視化
  • Arbaflameの従業員がデータにアクセスできるようになり、ITの専門家の手助けなくても生産上の問題を解決するための分析が可能に

Arbaflameは、Cognite Data Fusion™の導入により、同社の専門家がデータを理解するのにかかる時間を50%削減できるだろうとしています。

8週間にわたるプロジェクトはArbaflameのデジタル化のはじめの一歩でした。Cogniteと協力することで、ArbaflameはすでにCogniteのソフトウェアを使って解決する予定の22のユースケースについて調査を進めています。Cognite Data Fusion™で作成されたアセット階層は、標準化され、スケーラブルで、新しい生産計画に適用でき、これはArbaflameが将来的にデジタル化を進める上で有利な立場にあることを意味します。

本稼働の初日から、チームにとってデータはよりアクセスしやすくかつ管理しやすくなり、分析にかかる時間を大幅に削減できました。当社のエンジニアの業務が改善されたのです。

Håvard Knappskog氏 Arbaflame オートメーションアーキテクト