Cogniteの産業用ナレッジグラフおよびAIエージェントと、NVIDIAの時系列AIモデルを戦略的に統合 ー大規模な運用効率の向上と予測精度の向上を実現ー
カルフォルニア州サンノゼ — 2026年3月16日— 産業用AIのグローバルリーダーであるCogniteは本日、NVIDIAの「NV-Tesseract」モデル群をCognite AI and Data Platformに統合し、重工業向けの基盤予測モデルの運用を開始したことを発表しました。この統合により、Cogniteのプラットフォーム内にある文脈化された豊富なデータをNVIDIAの高度な時系列AIに活用し、重要な製造プロセスにおいてかつてない予測精度を実現します。
産業用AIの可能性を最大限に引き出すには、強力なモデルだけでなく、物理的な世界を理解する統合されたデータが必要です。今回の統合は、データをAIで即座に活用可能にするプラットフォームの核となるCognite Data Fusion®内の産業用ナレッジグラフと、NVIDIA NIMマイクロサービスとしてパッケージ化された「NVIDIA NV-Tesseract」モデルを接続することで、そのギャップを埋めるものです。さらに、このソリューションは単なる予測に留まりません。ローコードの産業用エージェント・ワークベンチであるCognite Atlas AI™や、その他のノーコード分析・コラボレーションツールを活用して予測結果を可視化・活用することで、モデルの出力を日々の運用ワークフローの中で直接実行可能なインサイトへと変換します。
化学および特殊材料のグローバルリーダーであるCelanese社は、テキサス州クリアレイクの施設でこの高度な予測モデリングソリューションを導入しました。Celanese社はCogniteと協力し、プラントの安定かつ効率的な稼働に不可欠な指標である、特定の製造ユニットにおける反応水レベルの予測精度向上という高価値な機会を特定しました。 現在、Celanese社は既存の予測モデルを調整するために手動サンプリングに頼っていますが、新しいサンプルデータが入力される際にオペレーターが「バイアスの跳ね上がり(急激な数値の乖離)」を頻繁に目にしており、従来の旧式モデルではリアルタイムの状態を正確に予測できていないことを示唆していました。Cogniteからの履歴時系列データをNVIDIAのNV-Tesseract予測モデルに投入することで、Celanese社はこれらの不整合の解消を目指しています。
Cogniteの最高製品責任者(CPO)であるChirayu Shahは次のように述べています。
「Cognite AI and Data PlatformとNVIDIA Tesseract NIMを統合することで、事後的なモニタリングから、収益に影響が出る前に運用状態を予測するインテリジェンス・システムへと移行しました。Celanese社との実世界での取り組みは、私たちが単に技術的なハードルを解決しているのではなく、より高いスループットと資産効率を解放していることを証明しています。文脈化された産業データと高度なモデリングが出会うとき、お客様は過去データの分析を超え、プロアクティブで例外管理に基づいた未来へと進むことができるのです」
NVIDIAのグローバルエネルギー産業担当シニアマネージングディレクター、Marc Spieler氏は次のように述べています。
「NVIDIA NV-Tesseract NIMは、最先端の予測機能と時系列基盤モデルを提供しますが、これらのモデルが複雑な物理環境で効果を発揮するには、高精度なデータが必要です。Cogniteの産業用ナレッジグラフは、モデルを裏付けるために必要なコンテキスト(文脈)とドメインの専門知識を提供し、当社の高度な予測が現場で具体的な価値を生むことを保証します」
Cogniteは、今週カリフォルニア州サンノゼで開催されるNVIDIA GTCにて、NV-Tesseract NIMの統合デモンストレーションを実施する予定です。詳細は cognite.com/en/partners/nvidia をご覧ください。
Cogniteについて
Cogniteは、産業界のためにAIを実用化します。エネルギー、製造、電力・再生可能エネルギーなどの主要企業が、資産集約型の運用をより安全、持続可能、かつ収益性の高いものに変革するために、安全で信頼できるリアルタイムデータを提供するCogniteを採用しています。Cogniteは、現場から遠隔操作センターまで、すべての意思決定者が複雑な産業データを容易に理解・アクセスし、リアルタイムで協力してより良い未来を築くための、使いやすく安全で拡張性のある産業用データ&AIプラットフォームを提供します。詳細は www.cognite.com をご覧いただくか、LinkedInをフォローしてください。
